| ヴィンセント | ルクレツィア…… |
| ルクレツィア | ……なさい…… |
| ヴィンセント | なぜ? |
| ルクレツィア | 目覚め………… |
| ヴィンセント | 目覚め? |
| やがて画面は暗くなってゆく | |
| ルクレツィア | ごめんなさい…… |
| 暗闇の中、タークス時代の記憶が蘇る、宝条に問いかけるヴィンセント | |
| ヴィンセント |
なぜだ! なぜ、こんなことに!? |
| 宝条 | うるさい…… |
| ヴィンセント | なに? |
| 宝条 | うるさい!! |
| 手にしていた銃でヴィンセント撃つ | |
| ヴィンセント | うっ… |
| 倒れこむヴィンセント | |
| 宝条 |
まったく、うるさいんだ…… どいつもこいつも…… ……そうだ…………使って…………実験………… ひゃははは…………天才………………これ…… |
|
一度意識が途切れる 息切れしながらフラフラと立つヴィンセント、自分の身体の異常に気付き絶叫する 次に目覚めたのは神羅屋敷地下の実験室にある水槽の中、ガラス越しにルクレツィアの姿が見える そのまま意識は途切れていき、ヴィンセントの回想終了 | |
| 水槽の中のヴィンセント、目が覚める | |
| シャルア | 気がついたか? |
| 周囲を見渡すヴィンセント | |
| シャルア | 待て待て、いま、出すから |
| ヴィンセント | 一体? |
| シャルア |
ここは、WRO本部の研究室だ キミは、エッジでツヴィエートと戦闘後、倒れていたところを、私に保護された おそらく、キミの身体の中にあるという、魔獣の因子が暴走したと考えるが よくあることなのか? |
| ヴィンセント |
暴走…… カオス……が? |
| シャルア |
カオス? カオス生命体の因子を持っているのか?! そうか……キミとルクレツィア博士は、浅からぬ因縁があると聞くしな キミは彼女の研究成果なのか? |
| ヴィンセント |
研究? ルクレツィアの? |
| シャルア |
いや、すまん。 言い方が悪かったな |
| ヴィンセント |
違う、カオスは…… ルクレツィアの……研究……? |
| シャルア | まさか知らなかったのか? |
| パソコンでルクレツィアのデータを見せるシャルア | |
| シャルア |
元神羅A級研究員 ルクレツィア・クレシェント博士 彼女の論文のひとつ<<星の循環>> その中で、彼女が定義していた、異生命のひとつが、カオス生命体だ しかし、内容があまりにも特異だったため、神羅内でも、相手にされていなかった― |
| ルクレツィア |
ごめんなさい…… 目覚めてしまう…… |
| シャルア |
ん? 大丈夫か? |
| ルクレツィア | その論文、読めるのか? |
| シャルア |
ダメだな ものが古い上にマイナーすぎる。 データベース化もされていない 私も以前、神羅の資料室で断片を見ただけだ |
| リーブが部屋に入ってくる | |
| リーブ |
ヴィンセント!? もう、起きても大丈夫なのですか? |
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パソコンを操作しているシェルク アスールがやってくる |
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| アスール | エンシェントマテリアの持ち主はどうしている? |
| シェルク |
ロッソとの戦闘後、同じ場所より動きません おそらくそこが、WRO本部です |
| アスール | ふ、そうか、これで、巣から叩けるというものよ |
|
去ってゆくアスール シェルクは手を止め立ち上がり、マテリアを手に取りアスールに続く | |
| リーブ |
エンシェントマテリア、それが<<オメガを制御する鍵>> 朱のロッソは、そう言ったのですね? |
| ヴィンセント | あぁ |
| リーブ | 分かりますか? |
| シャルア |
星の淀み生まれし魂 汚れ除き清き流れ 終わりの名を持つオメガへ導く その名はカオス 星の海への導き手 |
| リーブ | それは?! |
| シャルア |
ルクレツィア博士の論文にあった一節だ が……詳しいことは知らん。 私の読んだものは、ただの断片だったのでな ただ、カオス……オメガ、そして…… すべては、ルクレツィア博士に繋がっている、無関係ということはないだろうな 後は、彼女の記録から調べた方が…… |
| 突然室内に警報音が響き渡る | |
| リーブ | なんだ?! |
|
WRO本部正面からWROの一般兵がなだれ込む、その中にはアスールの姿も 一般兵に指示し警備カメラを破壊させるアスール |
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| シャルア | くっ |
| パソコンを操作し、シャッターを下ろすシャルア | |
| アスール | どけ |
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大きなシャッターが閉まっているWRO本部入り口、建物の中では既にWRO隊員が銃を構えている WRO隊員もろともシャッターを破壊するアスール |
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| アスール |
ふん、他愛ない…… 行け |
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建物内に侵入するDG隊員達 ヴィンセントは2人から離れ一人で最前線へ向かう 放送でリーブの声が流れる | |
| リーブ |
早すぎる…… ヴィンセント、敵が侵入をはじめました! 急いでください! |
| 走り出すヴィンセント シャルアは壊れたモニター越しにシェルクの姿を見て立ち上げる | |
| シャルア | まさか……?! |
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入り口にたどり着いたヴィンセント、WRO隊員を援護し敵を倒しながら上階へ進む 一人スロープを歩くシャルア、上階から飛び降りて襲ってきた敵を素手で倒し、もう一人近寄ってきた敵を銃で打つ | |
| WRO隊員 |
ヴィ、ヴィンセントさん! 敵の大部隊が、司令室に向かいました! リーブ局長を援護してください! お願いします!! |
| 敵を倒しつつリーブのいる司令室へ向かう | |
| ケット・シー | これでも、くらい!! |
| 一般兵を殴り倒すケット・シー | |
| リーブ |
ここは、私1人で大丈夫です それより、ツヴィエートを…… アスールをお願いします |
|
その場はリーブに任せ、アスールを追うヴィンセント 1階からヴィンセントの姿を見たアスールが誘うように地下へ降りてゆく、ヴィンセントもアスールを追い地下へ ヴィンセントの後ろに全身を背景と同化させたシェルクが忍び寄る その2人の背後からシャルアが | |
| シャルア | 止まれ |
| ヴィンセント(シェルク)に銃向けるシャルア | |
| シェルク | よく分かりましたね |
| シャルア |
やっぱり…… シェルク……だ |
| シェルク | WROに知り合いはいませんが? |
| シャルア |
お互い……変わったな…… 違う……シェルクは……変わってないんだな 10年前から…… |
| シャルアの言葉に反応するシェルク | |
| シャルア |
シェルクなんだろ? 私だよ シャルアだよ |
| シャルアから顔を背けるシェルク | |
| シャルア |
ずっと…… ずっと探してたんだ…… |
| 駆け寄るシャルアに向かってスピアを向けるシェルク | |
| シェルク | 近寄らないでください |
| シャルア | シェルク? |
| シェルク |
アナタが誰で、私が誰だろうと何の意味もありません 私はディープグラウンドの兵としてここにいます |
| シャルア |
違う! 意味はある! お前はシェルクだ! 10年経ったって、私の妹のはずだ! |
| スピアを下ろすシェルク | |
| シェルク |
そうですよ 10年たっているんですよ あのとき、適性があると無理矢理連れ去られ、身体はもちろん、頭の中まで掻き回されて 毎日、毎日、行われた、実験と調整…… そして連日与えられた……苦痛と恐怖…… そんな日常を10年です 私の姿を見てください これで、19ですよ その上、魔晄を浴びてなければ、1日と身体がもたない…… でも、自分が世界でいちばん不幸だとは、思っていません ただ<<いつか誰かが助けてくれるかも>>なんて ありもしない希望をもってしまっただけ…… |
| シャルア | ごめん……ごめんね…… |
| 泣き崩れるシャルア | |
| シェルク | もう……終わりにしましょう |
| リーブ | やめてください! |
| リーブがやってくる | |
| シェルク |
?! リーブ・トゥエスティ |
| リーブ | あなたが、彼女の妹、シェルクさんですね |
| シェルク |
ちょうどいい。 アナタもここで、消去しましょう |
| リーブ |
彼女を見なさい それは、あなたを取り戻すために、神羅と戦ってきた、その結果です 彼女は、腕を失っても、眼を失っても、どんなに死に瀕しても生にしがみついてきました あなたを助け出すまではと…… 内臓の多くも人工物になっているため 1日のほとんどを拒絶反応による苦痛で過ごしています それでも、彼女は…… |
| シェルク |
くだらない くだらない…… ……バカみたい…… |
| スピアを構えるシェルクに銃を向けるヴィンセント | |
| リーブ | いけません! |
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リーブは頭上の噴水装置を撃ち、水が周囲に降り注ぐ ヴィンセントは銃を収め、シェルクのスピアからシャルアを守ろうとする シャルアの頭をスピアが霞む | |
| リーブ | ヴィンセント! |
|
シャルアを抱えて一時シェルクの前から離れるリーブとヴィンセント シェルクはそのままその場で立ちすくむ | |
| リーブ | これを |
| 麻酔弾をヴィンセントに渡すリーブ、ヴィンセントはシェルクの前へ | |
| シャルア |
シェルク……? シェルク! |
| リーブ |
大丈夫、あれは麻酔装置です ここは彼に任せて |
| シェルクと戦闘開始〜終了、ヴィンセントは膝をつくシェルクに麻酔弾を打つ | |
| シャルア | シェルク! |
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駆け寄って倒れたシェルクを抱くシャルア ヴィンセントとリーブはその様子を見て立ち去る 地下から1階へ向かう途中、突然ヴィンセントの背後から天井を突き破りアスールが登場する | |
| アスール |
また、おうたな ひとつ問おう。 貴様は、なぜ、そこにそうしておる? ふっ、やはり、己が存在理由も知らぬ出来損ないか まぁ、いい。 貴様の代わりに、我らが…… |
| アスールを撃つヴィンセント | |
| アスール |
ふん、この程度では、我が身を包む防壁は破れぬ さぁ、では、エンシェントマテリア……いただくとしよう |
| リーブ |
ヴィンセント! こちらへ!! |
| 銃でアスールを撃ちつつ走る二人 | |
| アスール |
行くぞ!! うおおお!! |
| リーブ | ヴィンセント! |
|
リーブの合図に頷くヴィンセント、近くに置かれた中型のミサイル?でアスールを撃つ 弾丸はアスールに命中し、ヴィンセントとリーブは銃の反動と爆風で倒れる | |
| ヴィンセント | リーブ……やりすぎだ…… |
| リーブ | はは…… |
| アスール |
くっ…… ははははははははははははは! はははははははは!! |
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アスールを包む防壁が壊れるがアスールは無傷のまま、しかも重機を片手に持って爆風の中から現れる リーブを守るように前へ出るヴィンセント | |
| アスール | よくぞ我が結界を破った! |
| ヴィンセント |
ここでケリをつける。 お前は下がっていろ |
| アスール |
くっ、久方ぶりの!!! 殺し合いだぁぁあああ―――――!! |
| 戦闘開始〜終了 | |
| アスール |
見事……しかし…… まだ……終わりでは……ないぞ…… |
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倒れるアスール ヴィンセントは1階へ戻り、WRO本部を去ろうとする | |
| リーブ | どこへ? |
| ヴィンセント | ニブルヘイムへ向かう |
| リーブ |
神羅屋敷ですね? 確かに、あそこなら……分かりました ただ、現在、ニブルヘイム近辺にも、ディープグラウンドソルジャーが展開しています 神羅屋敷に入るのでしたら、旧魔晄炉付近から延びる下水を使うといいでしょう |
| ヴィンセント | 下水か……私はどうも地下に縁があるようだ |
| 去ってゆくヴィンセント | |
| リーブ |
さて……、私の方でも、探ってみましょう やつらが何をしようとしているかを |